車のアクセルとブレーキを踏み間違えて起きる事故が、あとを絶ちません。
少し前、フェンスを次々となぎ倒しつつ、それでも進み続ける車の事故を目の当たりにしたことがあります。
タイヤは激しく空転し、大きな音が鳴り響き、煙がモウモウと立ちのぼり、異様な臭気が立ちこめました。
駆け寄って運転席のドアを開けてみると、運転していた方はまだ、アクセルペダルを踏み続けていました。
運転中に急病を発症して意識を失った人が、交通事故を起こすケースもあります。
つい最近、そのような車の同乗者だった方から、恐怖の一部始終を聞きました。
暴走する車を助手席の人間がどのようにして安全に止められるのか、それが可能な装置が欲しいと思いました。
どのようなパターンの事故でも、何の落ち度もない歩行者や対向車が巻き込まれるのが最悪です。
その歩行者や対向車からすれば避けがたい災難ですが、諦めるのではなく、なんとか防御する必要があります。
運転の際には、前の車や歩行者や信号や標識だけでなく、対向車の挙動にまで気を配らなければなりません。
私は常にその意識をもって対向車の運転者を一瞥するのですが、携帯を見ている人をいまだによく見かけます。
ドラレコに証拠が写っているので、警察に通報してやろうかと思ったりもしますが、面倒なのでしてません。
スマホ利用で事故ったときには、「免停+1年以下の懲役又は30万円以下の罰金」という罰則が与えられます。
ですが事故らなければ、スマホ使用だけだと「3点+6カ月以下の懲役又は10万円以下の罰金」と軽いのです。
この罰則は、運転中にスマホを見たくも触れたくもなくなるぐらいに、もっと徹底的に重くしてほしいですね。