祝日ではありますが、一般診療は最小限にとどめて、今日はおもにワクチンの接種を行いました。
発熱外来受診の目的で電話が多数かかってきましたが、お断りしなければなりませんでした。
新型コロナワクチン(オミクロン株対応)を18人に、インフルエンザワクチンを86人に接種しました。
そのうち8人は、両者の同時接種です。過誤接種を避けるために、次のルールに則って、接種を行いました。
・コロナワクチンとインフルワクチンは、別々の時間帯に準備し、シリンジやトレイも異なる外観の物を使う
・コロナワクチンとインフルワクチンは、原則として別々の時間帯に接種する
・同時接種はコロナワクチンの時間帯に行い、インフルの時間帯にはコロナを同時接種しない
・同時接種においては、同じ側の腕に、最初にコロナ筋注→次にインフル皮下注、の順に続けて接種する
以前は、別の時間帯に同日接種することも考えていましたが、むしろ間違いの元になりそうでやめました。
前述したように一定のパターンを作り、確認しやすい同時接種環境を構築したので不安はありませんでした。
なお、いちばん手がかかるのは、中ぐらいに大きな子どもが、急に接種を嫌がって暴れるときですね。
接種中止は最後の手段。なだめたりすかしたり、あの手この手を使ってなるべく接種を受けていただきます。
コロナもインフルも接種希望者が思いのほか多く、接種予約枠を作ればすぐに埋まっていきます。
いずれのワクチンも、今はほぼ欲しいだけ入手できているので、その点は助かっています。
第8波の兆候が見えるコロナよりも、まだ流行していないインフルを予防したい人の方が断然多い状況です。
効果はともかく、それぞれのワクチンに対する安心感の違いかもしれません。