新型コロナワクチンの接種間隔の規定が、「3カ月以上」に短縮されることが決まりました。
厚労省のワクチン分科会がそのような結論に至った根拠は、
(1)有効性:臨床試験データで、接種間隔3〜6カ月での追加接種での中和抗体価の上昇が認められた
(2)安全性:臨床試験データで、接種間隔3〜6カ月での追加接種での有害事象は従来ワクチンと同様だった
(3)欧米での接種間隔は、米国では2カ月以上、欧州では3カ月以上と規定されている
高齢者らが年内に「5回目接種」を受けられるようにするのが目的だと、表向きは報じられています。
ですがその背景には、3回目や4回目の接種率の低迷があるのでしょう。そのためにワクチンも余っています。
当院かかりつけの方も、早く5回目を接種したい方と、もう接種しようとは思わない方とに二分されます。
概して、ご高齢の方ほど5回目を希望されるので、重症化予防が目的であるなら、それは理にかなっています。
私は5回目を接種するつもりですが、5カ月間隔なら来月中旬、3カ月間隔なら今すぐにでも接種可能です。
ですが結局は、オミクロン株(BA.4/5)対応ワクチンが接種できる来月中旬まで待つことにします。
来月は祝日が2回ありますが、いずれも、新型コロナワクチンとインフルワクチンの接種日にする計画です。
予約状況を見ると、コロナはボチボチですが、インフルの方はとても接種希望者が多くて枠がすぐ埋まります。
当初は気乗りしなかった「同時接種」も、むしろ積極的に推進しようかと、いま考えているところです。