生涯現役のすさまじさ

三遊亭圓楽(円楽)さんが、肺がんのため亡くなりました。先月復帰されたばかりだったんですけどね。

もう長い間「笑点」を見てないので、この方が「6代目三遊亭圓楽」になってからのことをあまり知りません。

ですが「楽太郎」の頃なら、よく見ていました。だからよけいに「圓楽」という名がまだ馴染めていません。

「圓楽」というと私には、先代(5代目)のイメージがあまりにも強いですね。

子供の頃には笑点は毎週欠かさず見てましたから。

20年ぐらい前に、その公開録画がが熊本に来たときには、県劇に観に行きました。

2回分(2週分)を一度に収録するので、2回目のオープニングは「今週もまた熊本から・・・」となります。

そのような内実はわかってはいるけれど、テレビ番組のインチキ臭い面に、観客として加担してしまいました。

6代目圓楽さんは、楽太郎の頃から、桂歌丸さんとの掛け合いが名物だったといいます。

ですが歌丸さんとの掛け合い(けなし合い)といえば、私にはやはり三遊亭小圓遊さんの印象が強烈です。

子供の頃は、この2人はホントに仲が悪いんだろうと思ってました。もちろん、違うんですよね。

ついでに思い起こすと、笑点の司会では私は、5代目圓楽さんの前の、三波伸介さんが好きでした。

これらの方々はみな、闘病後に亡くなったり急死したりしています。引退してのんびりしてた人がいません。

「みっともなくてもいいから死ぬまでやらしてもらう」という、先月の復帰後公演での圓楽さんの言葉通り。

生涯現役をやり遂げる姿が、皆さんすごいです。