新型コロナ感染症の「全数届出」が見直され(=中止され)、今日から発生届の対象が絞られています。
「届出」は全数ではなくなりますが、新規感染者数の「把握」は続きます。
当院では、この土曜と日曜に合計47例のPCR検査を行い、そのうち陽性者は13人(陽性率28%)でした。
先月の異常な陽性率60〜80%と比べると驚くほど低水準です。第7波の収束を示唆するものと思われます。
さて、この47人には、もしも陽性だった場合に発生届の対象となる方が数人いました。
ところが蓋を開けてみると、陽性者13名の中には、届出の対象となる方は1人もいませんでした。
ひところは、夜中まで数時間かけてHER-SYS入力していたのに、今夜の入力ゼロは衝撃的です。
ここまで簡略化されていいものだろうかと、心配になります。
ところで、発生届の対象外となった方は、今日から生命保険の「入院給付金」が受け取れなくなりました。
このことに関する苦情等が、昨日今日で数件ありました。
「みなし入院」に対する給付自体がもともと甘い運用だったとは言え、急な制度改正は現場の混乱を招きます。