「熊本市新型コロナウイルス感染症診療体制及びワクチン接種に係る説明会」が、YouTubeで行われました。
厚労省のようなZOOMじゃないので、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4005.html" target="_blank" title="昨日みたいな">昨日みたいな</a>混乱や爆笑シーンはありませんでした。
よくわかっている方による説明は、ムダが無くて分かりやすいですね。ただし、お偉いさんの挨拶は不要です。
「全数届出見直し」によって、発生届の対象外の感染者のフォローアップ体制が問題になります。
これは「熊本県療養支援センター」や「夜間電話相談窓口」が担当するわけですが、有効に機能するかどうか。
その前段として、医療機関には、陽性者への「療養についてのチラシ」の配布が求められます。
ただしその配布のタイミングは、現実的には検査時(=PCR陽性かどうかが確定する前)しかなさそうです。
発生届の対象外の方でも、診断確定後に医療機関を受診した場合の診療は「公費負担」となります。
しかし陽性者であることの確認方法については一定の証明書がないため、医療機関では苦労しそうです。
全数届出じゃないけど医療は全員公費負担、というねじれが、意外と現場での混乱を招くかもしれません。
オミクロン株対応ワクチンは、12歳以上で過去2回以上接種済であれば誰でも接種対象です。
熊本市にはその対象者が57万人いますが、当面のワクチン供給量は18万人分。最初は不足気味で始まります。
驚いたのは、オミクロン株対応ワクチンは、現時点では「1人1回しか接種できない」ということ。
つまり今回「BA.1対応ワクチン」を接種したら、次の「BA.4/5対応ワクチン」は接種できなくなるのです。
この規定はやがて撤廃されるだろうと私は推測しますが、現時点ではそうなので、注意が必要です。
「小児用ワクチン」を2回接種した子が12歳に到達した場合、3回目では小児用は接種できないようです。
接種できるのは、オミクロン株対応ワクチン(ファイザー)のみです。この点は間違いやすいので要注意。
乳幼児(0歳6カ月〜4歳児)用のワクチンも、やがて接種が始まります。
5〜11歳の接種率も低迷しているのに、4歳以下でどのぐらい接種希望者がいるんでしょうかね。
1バイアルで10人の接種が想定されていますが、そんなにまとまった接種者が集まるのかどうか、疑問です。