このところ、少し下火になっていた発熱外来ですが、今日は少々混み合っていました。
そんな診療の真っ最中に保健所から電話あり。新型コロナ感染症の発生届に漏れがあるとの指摘でした。
どうやら、先日届け出た中で、同じ家族のうちの一人のHER-SYSが入力されていなかったようです。
原因不明ですが、届出の途中で何かしら、たぶん私の操作(や記憶)に不具合があったのでしょう。
しばらくするとまた保健所から電話。こんどは、今朝陽性と診断した方の発生届を、至急提出してほしいと。
当院で確定診断した後に具合が悪くなったようで、保健所が動くためには発生届が必要とのこと。
当院では、少ない日で数件、多い日は数十件の発生届を提出しており、膨大な作業量と時間を費やしています。
たとえばHER-SYS入力は、診療日であればその診療終了後から夜中にかけて、まとめて作業を行っています。
本来であれば確定診断後すぐに届け出る必要がありますが、なにしろ件数が多いので、まとめてしまうのです。
しかし、発生届が出ていないと保健所が動けないのであれば、できるだけ早く届け出をしなければなりません。
であるなら、忙しい発熱外来の途中でも提出できるような、徹底的に簡略化した届出の仕組みが必要です。
例えば、1例1分以内で入力できるよう、抜本的なスリム化を図った「新HER-SYS」に期待したいですね。