「自宅療養期間は発症日を0日目として、10日間です」
「10日間」といいながら、じつはトータル「11日間」です。お役所の表現は、わかりにくい。
「自宅療養期間は発症した日の10日後までです」って言えばいいのに、といつも思う。
「前後に他の予防接種を行う場合においては、原則として13日以上の間隔をおくこと」
コロナと他のワクチンの接種は「2週間以上あける」ルールですが、お役所言葉だと「13日以上」となります。
これも考え方は同じ。お役所は「中に挟まる日数」を言うので、普通に数える庶民感覚とはずれています。
「微熱が2日目まで出ました」「2日目まで痛かった」
新型コロナワクチンの接種後の経過を患者さんに尋ねると、こんな返答をよく聞きます。
この場合の「2日目」は接種の翌日を意味します。一般の方は、接種した当日を「1日目」と表現するようです。
実はこれ、私にはわずかに違和感があるので、「接種日」とか「翌日」という言葉を使うようにしています。
「0日目」という言葉だけは、絶対使いたくないですね。お役所はこの言葉を撤廃してほしい。