「全数把握」見直しへ

新型コロナ感染者の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3953.html" target="_blank" title="全数把握">全数把握</a>」の見直しが決まりました。

「発生届」は、高齢者や重症化リスクの高いケースなどに限定して、自治体が判断する運用となる方向です。

ただし、感染者数の把握だけは、続けられるようです。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3961.html" target="_blank" title="HER-SYS">HER-SYS</a>」はすでに入力項目がかなり減っており、しかも私は自主的に「超簡略入力」をしています。

かつては1人当たり10分以上を要していました。30人分以上入力するときには、ほぼ半泣き状態でした。

いまは1人2,3分程度です。一気に44人とか46人分入力した日もありますが、2時間そこそこで終わりました。

この程度なら続けてもいいと思っていた矢先なので、今後は全例入力不要と言われてもさほど感動しません。

後々のフォローの余地を残すためにも、名前と電話番号と発症日ぐらいは全例登録しても良いと思います。

とはいえ現時点でも、本当の意味での「全数把握」ができているかどうかは疑問です。多分、できてない。

無症状感染者が多いことに加えて、発熱外来が混み合いすぎて検査が間に合っていません。

最近は、「会社からPCR検査ではなく抗原検査をするように言われた」という来院者も目につきます。

「早く白黒つけてこい」という意味なのでしょう。偽陰性の可能性はあまり考慮していないようです。

ひとたび抗原検査で陰性と出れば、病状がどうであれ、とくに若者にはPCR検査を受けない方が多いです。

一方で高齢の方はたいていPCR検査を希望されます。そのような方は大切にフォローしなければなりません。