新型コロナ抗原定性検査キットの無料配布が、熊本市でも今日から始まりました。「協力薬局」で配布します。
もしも陽性だった場合、本人が保健所へ陽性者申請を行い、保健所が陽性者登録をすることになります。
無症状や軽症の場合には、医療機関を受診することはありません。
医療機関への抗原定性検査キットの配布も行われています。医療機関の判断で、必要な患者に供与します。
このキットを使った陽性判定者については、医療機関が陽性者登録(発生届)を行うことになります。
当院では、おもに検査結果を急ぐケースで使おうかと考えています。つまり重症化リスクのある方です。
一方で薬局での無料配布は、重症化リスク因子がない16歳以上40歳未満の有症状者が対象です。
無症状の感染者は抗原検査で偽陰性となりやすいため、今回の無料配布も対象外とされています。
基礎疾患がある方や妊婦の場合も対象外。これはちゃんと医療機関を受診してくださいよ、ということです。
無料配布を受けられるのは1人1回だけ。配布期間は今日から9月3日まで。あと2週間しかありません。
協力薬局は限られ、市内にたったの21カ所。しかも1薬局の1日あたり配布数は、わずかに25個程度。
この程度の配布規模で、発熱外来のひっ迫を軽減する効果があるんですかね。焼け石になんとかじゃないの。