新型コロナワクチンの接種歴については、先日も触れたようにHER-SYSの入力項目から削除されました。
初期のHER-SYSには、すべての接種回のワクチンのメーカーと接種日を記載する必要がありました。
最近はそれが、ワクチンの接種回数と、最終ワクチンの接種日とメーカーだけになっていました。
そしてついに今回、ワクチンについては、接種歴の有無も何も記載しないでよい仕様になったわけです。
つまり厚労省は、ワクチン接種歴と新型コロナ感染の関連については、全数調査を断念することにしたのです。
これは英断です。ただし重要な医学的解析なのでおそらく、サンプリング調査等は行われることでしょう。
一方で、熊本市の入院チェックシートには、「接種回数が1回以下」かどうかを記載する欄が新設されました。
それが重症化リスク因子と考えられるからですが、医師の作業量削減の流れに逆行する仕様変更です。
とは言え、そのぐらいの情報の提供なら、私も労を惜しむつもりはありません。
ワクチン接種歴とコロナの感染性や症状との関連については、私も以前から興味はあります。
少し前まで(BA.5出現前?)、ワクチン接種した方は、コロナに罹っても高熱が出にくい印象がありました。
ところが最近は、3回接種者でも4回接種済みの方ですら高熱が出ます。もしかするとBA.5の特徴でしょうか。
そんな分析も、私の僅かな経験では誰かに吹聴できるものではありません(と言いつつブログには書いてる)。
だとしても、他人の受け売りではなく自験例による考察を語ることには、一定の説得力があると思うのです。