HER-SYSへ完全復帰したけれど

さまざまな理由で、HER-SYSから離脱(=入力を拒絶)していた私ですが、先週木曜日から復帰しています。

第一には、この感染拡大のなか、保健所の作業を少しでも減らそうという、ごく当たり前の理由からです。

念のためご説明しますと、HER-SYSとは、新型コロナ感染者の発生届をネットから提出するシステムです。

これまで、HER-SYSの入力項目が多すぎました。フォームのデキも劣悪で、入力1件当たり数分を要しました。

HER-SYS以外に、患者さんへの電話連絡や、保健所提出用のチェックシートの作成にも時間がかかります。

当院では、1日に数十件を超える発生届を提出することが多く、それらの作業の時短が課題でした。

そこで、電子カルテと連動して発生届のFAX様式が印刷できるようにして、HER-SYSを回避してきました。

そんな苦労に厚労省も気付いたのか、最近になって必須入力項目数が激減し、フォームも改善されました。

FAX提出用の様式もOCR対応になったので、これで保健所の仕事も減っただろうと喜んでしました。

がしかし、ここまで簡略化されたのなら、自分で最初から入力するのがスジだと、そう改心したわけです。

さて今日は、HER-SYS復帰後最初の日曜日、の翌日。52件のPCR検査の陽性は31件でした(陽性率60%)。

診療終了後、陰性者も含めて全員に電話連絡、陽性者からは病状等を詳しく聴取し、そして、作業開始です。

測ってみると、電話連絡に約3時間、HER-SYS入力に1時間半、チェックシート作成等に30分。

さて、チェックシートのFAX送信がうまくいくことを祈りつつ、気がつけば時刻は23時半になってる!!

なのでいま帰宅前に職場で、当ブログを書いて投稿したところです(23時59分締切なので)。あ〜、疲れた。