「もしや感染者数が増加に転じてませんか」と書いたのは9日前のこと。いやはや、確実に増えてますね。
「直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」は、熊本県は沖縄県に次いで全国2位じゃないですか。
たしかに発熱外来多いです。とくに子どもの感染者が増えています。
近隣の小学校では、学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいます。
その学校の生徒はしかし、学年が違うと学級閉鎖のことなど知らない子もいます。
クラスの誰かが休んでも、その子がコロナなのか何なのか、「個人情報」を理由に明らかにはされません。
担任の先生がコロナで休んでも、子どもたちには明確には伝えられない有り様です。
集計するには1日早いですが、今月当院でPCRまたは抗原検査で陽性と診断した109人の内訳を調べると、
10歳未満29人(27%)、10代18人(17%)、20代9人(8%)と、ここまでで50%を超えました。
一方で、60歳以上はわずかに7人(6%)、65歳以上に限るとたったの3人でした。
感染者は圧倒的に小学生や未就学児に多く、彼らは最初は高熱が出ますが、すぐに解熱して元気になります。
大人の症状は2パターン。微熱のまま経過する方と、高熱が2,3日続く方。ほぼ、ワクチン接種歴の違いです。
18歳以上で今月PCR陽性になった60人のうち、ワクチン3回接種済の方は29人もいました。
ワクチン接種は、感染予防効果はゼロじゃないけど弱い。しかし言われている通り、症状は軽くなるようです。
今からでも決して遅くはないでしょう。3回目接種は、やっぱりオススメですね。