現在、院内で電子カルテのクライアント端末として使っているMacのOSは、どれも古いものばかりです。
電カル用ソフトウェアの現バージョンが古く、したがって端末の動作環境にも古いOSが要求されるからです。
本当は、電カルを新バージョンにしたいのですが、そうすると今度は、新しいOS環境が必要になります。
その新しいOSを快適に走らせるためには、ハード(Mac)も新しくなければなりません。
「ソフト更新→そのためにOS更新→そのためにハード更新」という連鎖は、昔からよく経験することです。
調べてみると、新バージョンに必要なMacOSは10.13以上。一方で旧バージョンが走るOSは10.14まで。
てことは、MacOS 10.13か10.14が入ったMacであれば、新旧両方の電カルソフトを稼働できますね。
1台のMacで新旧の電カルが両方走れば、切り替えの過渡期を乗り切るのがとても楽になるはず。
さっそく、昨年購入したiMacに白羽の矢を立てましたが、確認してみるとOSは10.15じゃないですか。
購入時のOSは10.14だったのに、何かの拍子に私がうっかり10.15に上げてしまっていたようです。
でも大丈夫。MacはOSを更新したあとでも、購入時のOSバージョンにダウングレードすることができます。
そのための魔法のキーは、「shift + option + command + R」を押しながら再起動すること。
だいぶ時間がかかりましたが、新旧ソフトの両方が稼働できる(はずの)、電カル端末の誕生です。
今回の件で得た教訓は、「必要もないのに不用意にOSを更新しないこと」ですね。