揺れが来れば思い出す

新型コロナ。日本各地の新規感染者数が、前の週よりも増え続けています。肌感覚でも、増えてます。

発熱外来の予約の勢いが衰えていません。今日も、だいぶお断りしたほどです。陽性率もまだ高い。

などと書いている時に、久々に揺れましたね。地震。我が家の近辺は震度3ですか。そんなものですか。

このように地震が起きたり、あるいは雷鳴を聞いた時に思い出すのは、私の場合、停電の恐怖です。

電子カルテ用端末の停電対策として、開院時には定石通り「無停電電源装置(UPS)」を数台導入しました。

でも考えてみると、院内の重要な機器には、通常のUPSでは補助できないものがたくさんあります。

例えば、大型複合機やワクチン保管用の保冷庫は、消費電力が大きくてバックアップは無理です。

熊本地震の本震の翌朝、クリニックに駆けつけて最初に確認したのは、保冷庫の庫内温度でした。

その時には電源は入っており、温度表示は4度でしたが、夜中に停電が起きていた可能性はあります。

さいわい当時の気温・室温なら、数時間程度の停電があったとしても、庫内温度は許容範囲だったはずです。

ですがより大容量の、本格的な蓄電または発電設備が必要だと、その時には痛感しました。

最近取り組んでいる<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3913.html" target="_blank" title="「院内ネットワーク」の整備">「院内ネットワーク」の整備</a>をしながら、同時に停電対策の再整備も始めたところです。

電子カルテ端末だけでなく、ハブにも電源バックアップが必要なことに、今更のように気付きました。

サーバーをノートPC(MacBook Pro)に切り替えたのは、いま思えば停電対策としても理にかなっています。

それはクライアントも同じこと。危機管理としては、ノート型を見直すべきなのかもしれません。