「しながわ水族館」が、5年後のリニューアルに伴って人気のイルカショーを終了すると報じられました。
施設の老朽化や競合施設の台頭のほか、動物保護の観点もあるようです。時代の流れでしょうか。
残酷だとされる「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1325.html" target="_blank" title="追い込み漁">追い込み漁</a>」によるイルカの捕獲が国際的に問題視されている中で、ショーですからね。
イルカショーは、福岡の「マリンワールド」や高松の「屋島水族館(当時)」などで私は見たことがあります。
よく訓練されているなぁという印象を持ちましたが、動物虐待の発想はその時にはまったくありませんでした。
このような知能の高い動物を、残酷な方法で捕獲・展示し、しかも訓練することは、今後困難になるでしょう。
もっと知能の低いチンアナゴなら、どのような方法で捕獲して見せ物にしても、問題はないのでしょうけどね。
ちなみに動物園については、「新明解国語辞典」の記載が有名です。手元の第3版と第4版を見比べてみると、
【動物園】(第3版)鳥獣・魚類などを(自然に近い状態で)飼い、観覧者に見せる公園風の施設。
【動物園】(第4版)生態を公衆に見せ、かたわらに保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、人間中心の施設。
何があったんでしょう、新明解。それにしても「人間中心」とは痛いですね。