日頃自宅で使っているMacBook Proに、試しに、電子カルテのサーバー(鯖)をインストールしてみました。
突然の「鯖落ち」に備えて「予備鯖」の準備が必要なことは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3896.html" target="_blank" title="2週間ほど前">2週間ほど前</a>にも書いた通りです。
あの緊急事態の際に予備鯖として急遽起用したクライアント機は、いまだに鯖として稼働し続けています。
なので現在、クライアント機が1台不足した状況が続き、診療に少なからず支障をきたしています。
これを打開するために、現在自宅で使用中のMacBook Proを予備鯖として使おうと考えたわけです。
実はこれは、簡単なことではありません。鯖用として使うPCには、厳しい条件があるのです。
基本的スペックはもちろんですが、余計なソフトがインストールされていないことが重要です。
たとえば、ウイルスチェックソフトが作動すると、確実に鯖トラブルの元です。
当院で採用している電カルシステムの場合、インターネットにつながっていないことも重要条件のひとつ。
余計なものを徹底的にそぎ落とし、電カル関連ソフトだけをインストールした状態が理想なのです。
2週間ほど悩んだ挙げ句に、ついに思いついたのが、Mac内に専用の「別アカウント」を作ることでした。
たったそれだけのことですが、使ってみると目からウロコ。鯖環境としてあまりに快適じゃないですか。
今日の診療後、現鯖のデータをUSBにバックアップし、帰宅後それを予備鯖にロードして起動してみました。
なんと、今日の診療内容がすべて閲覧できます。当たり前です。これはデータのバックアップにもなります。
もちろん自宅に予備鯖があっても意味が無いので、明日からは毎日クリニックに持ち運ぶことになります。
自宅で電カルをチェックしたり、診療集計などができるのは、かなり便利です。早くこうすりゃ良かった。
なお、重要データの持ち出しなので、盗難・紛失への備えとして、強いパスワード管理は必須ですね。