新型コロナワクチンの「4回目接種」が始まっています。当院でも今日から、接種を開始しました。
その対象となるのは、3回目接種から5カ月以上を経過して、次のいずれかを満たす方です。
(1)60歳以上
(2)18〜59歳で、(A)基礎疾患を有するか、(B)新型コロナの重症化リスクが高いと医師が認める者
当院では今日、6人に接種を行いました。私自身も(1)の「高齢者枠」で接種しました。
4回目接種に限っては、たとえ医療従事者でも基礎疾患が無ければ、59歳以下の方は接種できない規則です。
コロナ病棟や発熱外来に従事する者よりも、高齢者や重症化リスクのある方への接種が優先されています。
ワクチン接種の目的が、感染予防ではなく重症化予防であることが、ここに来て明確になってきたわけです。
でも感染リスクよりも重症化リスクを重要視するのであれば、若者への3回目接種勧奨とは若干矛盾します。
「2回目きつかったし、コロナ罹っても軽いなら3回目は接種しない」という若者の意見は至極真っ当です。
新たな理論で開発されたばかりのワクチンが、治験もそこそこに、世界中で猛然と接種し続けられています。
私は基本的にはワクチン推進派ですが、このような激流に身を任せ続けて良いものか、時々考えてしまいます。
しかし他人に接種を勧める以上、とりあえず自分が打っておかねばと、本日率先して接種したところです。
さて、4回目接種後の副反応は3回目と比べてどうなんでしょうね。あー、そろそろ腕が痛み始めました。