昨年の「合計特殊出生率」が、6年連続で前の年を下回る、1.30だったと報じられました。
コロナ禍の影響を言う人もいますが、そんな問題ではありません。コロナ禍前から出生率は減っていますから。
出生率が低迷しているせいで出産年齢人口が減り、ますます出生数が減るという悪循環に陥っています。
いったん少子化が進むと、それを挽回するための若者も減るので、もはや簡単には解決できなくなるのです。
この日本の人口問題について、イーロン・マスク氏は先日、「日本はいずれ消滅するだろう」と発言しました。
たしかに、このまま出生率が増えなければ、日本の人口はどんどん減って理屈ではゼロに近づくことでしょう。
韓国では、昨年の合計特殊出生率は0.81で、4年連続で1以下でした。日本よりも格段にひどい状況です。
これはいったいどうなるんだろうと、自国(日本)のことを棚に上げて、心配になります。
ですが、韓国の状況を見て、日本はまだマシだと、安心するわけにはいきません。
即効性のある「人口V字回復策」などありませんが、いま手を打たなければますます困難なことになります。
働く女性や子育て世代を応援するための、かなり思い切った施策が必要です。
さらに、出産することに対する露骨なまでのインセンティブをぜひ、考えていただきたい。
ところで今日、孫が生まれました。
3人の子どもから計6人の孫に恵まれましたが、これでもまだ計算上は、人口が増える数字ではないのです。