「竹島」問題が好転しそうな気がしません

韓国の調査船が、「竹島」周辺の排他的経済水域(EEZ)内で海洋調査を実施した問題。困った話です。

「事前同意のない調査の実施は受け入れられず、即時に中止すべき旨、強く抗議を行った」と松野官房長官。

一方で韓国政府は、調査の事実を認めた上で従来の主張を繰り返しました。つまり調査は中止しないわけです。

じゃあ、その事実を「受け入れられない」とする日本は、いったい今後どうするつもりなんですか。

結局は、受け入れるわけですよね、事実上。で、それが既成事実となり、竹島の実効支配が続くわけです。

私はそんなに極端な右寄りの人間じゃないけど、こういう「やられっぱなし」って、どうなんですかね。

韓国から見れば、そもそも竹島の領有権を主張しているわけだから、その周辺で何をしようが勝手です。

北方領土もしかり。やがて尖閣諸島もやられますね。まあ、しょうがない。日本人は争い事が嫌いなんです。

何をされても「遺憾である」と冷静に反応し、「厳重に抗議」し、その結果、ただ「注視していく」のです。

問題は、日本人のそのような性質が、近隣諸国にもよく知られているということです。だから軽んじられる。

戦争は絶対ダメですから、せめて相手をガツンと叩けるだけの経済力を、日本は挽回しなければなりませんね。