新型コロナワクチンの4回目接種が昨日から始まり、その様子が報じられています。
一番乗りで4回目が接種できるのはほぼ、12月までに3回目を済ませた「60歳以上の医療従事者」です。
私は来月中旬に接種を受ける予定です。接種が本格化するのは、概ね7月以降でしょう。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3874.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>ように、4回目の接種対象はかなり限られています。3回目接種から5カ月以上経過した人のうち、
(1)60歳以上
(2)18〜59歳で、(A)基礎疾患を有するか、(B)新型コロナの重症化リスクが高いと医師が認める者
感染時の重症化予防がワクチン接種の主な目的なので、重症化しやすい者が対象になっているわけです。
ワクチンが足りないからなのか、今回の接種対象は少し厳しく規定されています。
厚労省のQ&Aによると(分かりやすくするために一部改変)、
問①:余剰ワクチンが発⽣した際でも、基礎疾患のない60歳未満の⼈に接種してはならないのか。
答①:接種を⾏わないでください。
問②:余剰ワクチンに限って、4回⽬接種対象外の者に接種した場合は、公費負担の対象となるか?
答②:公費負担の対象となりません。
問③:4回⽬接種の対象者外である者に,本⼈が接種を強く希望し、接種した場合,間違い接種になるか。
答③:間違い接種の扱いとなります。
取り付く島もない杓子定規な回答です。ずいぶん前の、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-19.html" target="_blank" title="新型インフルエンザワクチンの時">新型インフルエンザワクチンの時</a>を思い出します。
ただ「医師が重症化リスクの⾼いものと認めた者」という対象規定があり、医師の裁量が認められています。
厚労省のQ&A(下記)をみると、なかなか「応用範囲」が広いようで、助かります。
問:「重症化リスクが高いと医師が認める者」として想定しているのは、どういった方か。
答:(前略)身体不活動(いわゆる運動不足)といった生活習慣がある方も重症化しやすいとされています。