「新型コロナワクチンの4回目の接種が25日から始まります」と報じられてますが、慌てる必要はありません。
すぐに4回目接種をしたい人に、「お待たせしました。始まりますよ」と伝えているだけの話ですから。
3回目接種から5カ月経った、60歳以上か基礎疾患のある18歳以上の方が対象です。若い人にはほぼ無縁の話。
その若い人の中には、「何度も接種したくないから、2回目で止(と)めてます」と言う人すらいます。
当院のかかりつけの対象者の中にも、4回目を希望する人とそうでない人とで、かなり「温度差」があります。
4回目を打ったら、次は5回目、6回目と、ずっと打たなきゃならなくなるんでしょう?、と問う方がいます。
ちょうど「高血圧の薬って、飲み始めたら一生飲むことになるんでしょう?」と尋ねたい気持ちと似ています。
その答は私にはわかりませんが、とりあえず今回はどうします?と訊くと、やっぱり打ちます、となります。
市から割り当てられたワクチンは、前にも書いたように、ファイザー42人分、モデルナ210人分です。
ほとんどの方にモデルナを打つことになりますが、一部の方はかたくなに、ファイザーを希望されます。
そこらへんの配分は、なんとかしましょう。不安なままで接種しても良くないですから。
一方で小児用のファイザーは、かなり大量のワクチンを確保できましたが、いかんせん接種希望者がいません。
こんなことでは小児用ワクチンの大量廃棄が起きそうですが、なぜか小児用は有効期限が長いのです。
そんなこんなで、発熱外来とワクチン接種を並行して進める日々が続きます。いい加減に終わって欲しい。