新型コロナワクチンの「4回目接種」の、熊本市から医療機関への6月〜7月のワクチン供給量が決まりました。
当院への配分の上限は、ファイザー7本(42人分)、モデルナ14本(210人分)、合計で252人分です。
接種可能人数の比率は、ファイザー対モデルナが、ちょうど1対5です。
配分ワクチンが少ないので、当院での接種対象は、当院で3回目接種を受けた方に限定する予定です。
そのうち、60歳以上、または18歳以上で基礎疾患を有する方の総数は約300人です。
さらにそのうち、2月までに3回目接種を受けた方、つまり7月中に4回目接種の対象となるのは約200人です。
その、200人が全員4回目接種を希望するとしても、配給が決まったワクチン本数で足りる計算です。
ただし、ファイザーを接種できるのは最大で42人。あとは全員、モデルナを接種することになります。
患者さんに尋ねてみると、年齢によって考え方が異なる傾向がありました。
60歳以上では、接種できるのならモデルナでも良い、できれば早く接種したい、と言う方が圧倒的でした。
ところが60歳未満では、モデルナでも仕方ないという方と、モデルナなら接種しないという方に分かれます。
このワクチンの、しかも4回目接種については、私も無理に接種をオススメするようなことはしません。
「ワクチンは準備できますけど、接種しますか?」といった、やや消極的なヒアリングにとどめています。
するとしばしば、「やっぱり、接種した方がいいですかね」という質問で返されます。
ここで「3回目接種の時と同じです」と禅問答的な回答をすると、「では、接種します」となります。