「新型コロナワクチンの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3863.html" target="_blank" title="4回目接種">4回目接種</a>の順番が回ってきたら、接種を希望されますか」
当院で3回目接種を受けた、当院のかかりつけの方に、最近このような質問をしています。
3回接種を済ませた方でも、ワクチンの副反応や必要性について多少なりとも疑問を感じている人はいます。
これまで3回はみっちり接種してきたけど、4回目は模様眺めしたいと、はっきりおっしゃる方もいます。
逆に、ワクチンの副反応が軽く、罹患すれば重症化しやすい高齢者は、接種を希望する傾向が強いようです。
さて、問題はワクチンの供給量です。
当院は、熊本市の予約システムを使わず、かかりつけの方だけに、これまでずっと接種を行ってきました。
3回目接種は、かかりつけの方のうちの希望者数を予測して、その人数に応じてワクチンを請求しました。
たとえば6/11〜7/10接種分は、接種希望者が約400人と考えて、68本のファイザーワクチンを希望しました。
ところが、当院への配分は4本になるとの通知が来ました。68本必要なのに、来るのはたったの4本。
熊本市が供給可能なワクチン1,000本に対して、全医療機関の希望数の合計が16,378本だったそうです。
この需給比率からの按分計算によって、各医療機関へは希望量の1/16が配分されました。なので当院は4本。
今回、当院での4回目接種(8月末までに接種する予定分)は、最大で300人程度になると予測しています。
では、市へ請求する希望数を300人分で出してよいものかどうか。配分量が大幅にカットされるのは必至です。
熊本市の担当者にこの件を尋ねましたが、あくまで、予測する接種の実数で希望数を出してくださいとのこと。
大幅に削減されるのを見越して水増し請求しちゃダメですよと、(暗に)釘を刺されました。
先生のところで接種できなかった方は、他院や集団接種会場で接種することになるでしょうと、冷たいお言葉。
どうしてそうなるんですかね。3回目を接種した医療機関で4回目も接種するのが、いちばん簡便・確実なのに。
ただしこれはファイザーに限った話。圧倒的に供給量が多いモデルナへ宗旨替えすれば、解決するんですよね。