休日の医療・検査体制の充実を

東京も熊本も福岡も、新型コロナ感染者数が2日連続で前の週の同じ曜日(つまり日曜日)を上回りました。

大都市圏と地方都市の感染者数が同じタイミングで増えるのは、本当の感染再拡大とは思えません。

昨日も書いたように、検査体制の不備によって抑え込まれていた感染報告が、連休後にまとめて出ただけです。

と思いたい気持ちとは裏腹に、今日の発熱外来受診者が異常に多かったのは、どういうワケなんでしょうね。

今日は朝9時台には「新型コロナ感染症専用相談窓口」に電話して、当院への紹介を止めていただきました。

残念ながら熊本では、休日診療している医療機関が少なく、当番医でも発熱外来をしないところがあります。

それに加えて、検査会社が休日体制でフル稼働していないので、PCR検査はたいてい休み明けに回されます。

という具合に昨日と同じことをまた書いてますが、それほどまでに私は、休日に弱い医療体制を憂えています。

しかし、検査会社が暦通りに休業するのは、役所や一般企業と同じで職員を休ませる目的があります。

ですが一方で小売店などのサービス業では、休日営業こそが重要で、従業員もそれを理解して働いています。

医療サービスも同じこと。年中無休でフル稼働する検査会社が、市内に1つぐらいあってもいいでしょうに。

それが無理でも、日曜祝日だけ検査をするような、休日に特化した検査センターがあれば、それで十分です。