熊本市による、「新型コロナワクチン4回目接種の体制構築に関する希望量調査」が始まりました。
4回目接種の対象は、3回目接種から5カ月以上を経過した、60歳以上または基礎疾患を有する18歳以上の方。
6月から始まる4回目接種を6月中に受けることになるのは、ほぼ、60歳以上の医療従事者に限定されます。
たとえ医療従事者でも、60歳未満だと接種できません。当院職員で接種できるのは、幸か不幸か私だけです。
当院で1月までに3回目の接種を行った方のうち60歳以上は6名。ファイザーのワクチンちょうど1本分です。
年齢の条件をはずすと12名に増えますが、基礎疾患を有する人は含まれないため、やはり対象は6人だけです。
国は(市も)、ファイザーよりもモデルナを推奨しています。もちろん、ファイザーが足りないからです。
全国の対象者5,428万人に対し、ファイザー1,268万回分、モデルナ4,710万回分が供給される予定とのこと。
ざっと、ファイザー2割・モデルナ8割です。4回目は圧倒的に、モデルナを打たなければならなくなります。
3回目接種の時、ファイザーからモデルナへの「交互接種」を希望した高齢者は、ほとんどいませんでした。
高齢者であればあるほど副反応への警戒感が強いので、副反応が報じられたモデルナは敬遠されがちなのです。
ところが4回目では、その高齢者の8割が、モデルナを接種することになってしまいます。
当院ではなるべくファイザーを多く入手したいところですが、こればかりは思い通りにはいかないでしょうね。
でも逆に、私は4回目にモデルナを接種しようかと考えています。もちろん、接種後2日間は休診する予定です。