コロナ禍で4回目の休日当番医

休日当番医でした。7〜8カ月毎に順番が回ってくる当番医ですが、コロナ禍渦中では4回目です。

受診者は74人。そのうち58人にPCR検査を、11人に抗原検査を行うという、ほぼ「発熱外来当番医」でした。

前回、昨年9月の当番医は、第5波が峠を越えた頃でした。PCR検査数は32件、そのうち陽性は5人でした。

その前の、昨年2月の当番医は、第3波の終盤でした。PCR検査数は18件。陽性者はいませんでした。

その前は、一昨年の7月。第2波の序盤。東京都の新規感染者数が100人を超え始め、大騒ぎしていた頃です。

いま、1日の新規感染者数は東京で数千人、熊本で数百人。驚愕の数値なのに、慣れてしまいましたね。

3年前には想像もつかなかった世界に、いま私たちは生きています。

同じようなことを、熊本地震後にも考えたことがあります。あの出来事も私の人生観や価値観を変えました。

その熊本地震から間もない、いまからちょうど6年前の5月1日も、休日当番医でした。

サンピアンは内部が損壊して営業しておらず、フェンスが張られ、ゴーストタウンのようになっていました。

当院前のゴミ置き場に投棄された生ゴミが腐敗し、周辺一帯に猛烈な悪臭を放ち、カラスが群れていました。

不法投棄なのでゴミ処理業者は回収してくれず、連休中なので役所も動きません。

あちこちにお願いして回り、なんとか当番医の前日に、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1670.html" target="_blank" title="生ゴミをすべて撤去">生ゴミをすべて撤去</a>していただきました。

そのようにして地震からは着実に復旧が進み、希望が持てたのですが、コロナ禍はなんともいけませんね。

長い目で見て、感染者や重症者・死亡者は明らかに減る方向だとは思いますが、なにしろ波があります。

しかも波は来るたびに高くなり、まるで次々に「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1656.html" target="_blank" title="本震">本震</a>」が更新されているようにも思えてイヤですね。