次に買うなら「BEV(バッテリー電気自動車)」だと、これまでに何度か書いてきました。
環境問題を意識しているのではなく、とくに例の試乗以来、その優れた「走行性能」に惹かれるのです。
低速から強烈なトルクで一気に発進する「加速感」は、例えるなら航空機の離陸時にも似ています。
で、思ったのです。「電気飛行機」って、あるんだろうかと。
あるんです!(川平慈英の声で)。
最近発売された、月刊『航空情報』(5月号)の特集が「電動航空機」だったので、即買いしました。
電動航空機って、研究開発が行われているだけでなく、すでに実用化されているんですね。電々知らなかった。
世界初の「完全電動飛行機」は、2年前に型式証明を取得した、スロベニアのメーカーの2人乗り小型機です。
一方で中大型機ではバッテリーの重さがネックになるので、開発が進むのはハイブリッドエンジンのようです。
これらの進化の過程は自動車と同じですが、航空機ではとくに重量が問題なので、開発はずっと困難でしょう。
でも、技術開発っていうのは、いつかひょんな所で、誰かが革新的・画期的な発見・発明をするものです。
バッテリーの出力密度(重量当たり出力)が飛躍的に高まれば、航空機は一気に電動化するかもしれません。
あのジェットエンジンの音が消えて、飛行機が静かな乗物になったとしたら、航空旅行自体が一変しそうです。
聞こえてくるのは風切り音だけでしょうか。きっとグライダーみたいな感じでしょうね。乗ったこと無いけど。