「北回り」にしても「南回り」にしても、いったいいつ乗れるのか

ANAが、「第3ブランド」として、中距離国際線の航空会社「Air Japan」を立ち上げました。

フルサービスのANAと、LCCのピーチの中間に位置し、両者の「良いとこ取り」を目指すといいます。

中途半端と言われることのないよう、お願いします。

もともと「エアージャパン」はANAブランドでの運航も行っているので、今後は2ブランドかけもちです。

そんなことする余裕あるのか。それこそ、虻蜂取らずにならないかと心配になります。

ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、航空各社はロシア領空を避けるルートに切り替えています。

日欧間路線では、JALは「北回り」、ANAは「南回り」の、いずれも遠回りを余儀なくされました。

JALの北回りは往年のルートですが、昔のようにアンカレッジには寄らず、グリーンランドの真上を飛びます。

逆にこんなルートは今しか飛べないかもしれないと、一部航空ファンがいま、かなり熱くなっています。

ANAの南回りはトルコ経由です。ANAはイスタンブール線を持ち、トルコ上空の飛行許可を得ています。

一方でJALはトルコは未就航なので、領空飛行許可を得るのが面倒だといいます。

いずれにしても飛行時間はかなり長くなってしまいますが、航空旅行が好きな方には苦痛ではないでしょう。

グリーンランド上空とか、トルコ・中央アジア上空など、ロシア上空よりもずっと面白そうじゃないですか。

と言っても、いったいいつになったら国際線に乗れるのでしょう。しばらく実現しそうな気がしませんね。