土佐清水市で、温度管理が不適切だったワクチンを、集団接種会場で約1,800人に接種してしまった件。
市役所の冷凍庫の電源に問題があったようですが、それに1カ月以上気付かずに接種し続けていたわけです。
この取り返しのつかない一大事に最初に気付いた職員は、さぞかし背筋の凍る思いがしたことでしょう。
例によって市のコメントは、「これまでのところ健康被害は確認されていません」。
いつも思うんですけど、効果不十分なワクチンの接種を受けた人にとっての「健康被害」って、何ですか。
(1)コロナに罹ってしまうこと(それに伴う合併症や死亡も含む)
(2)ワクチンが効果不十分だと知ったことによる精神的ショック(それに伴う身体症状も含む)
(3)後日あらためてワクチンを接種するなら、接種回数が(微妙に)過剰になることに起因する副反応も心配
件の不良ワクチンの接種を受けた方は、抗体検査も検討されています。この検査結果はとても興味深いですね。
接種した1,800回分以外に、同じ保管環境だった不良ワクチンが2千回分あったそうですが、廃棄されたとか。
安易に廃棄せずに、ワクチンの有効性の検査に回して欲しいですけどね。失敗は生かして欲しいものです。