プーチン・ロシアのウクライナ侵攻。ひどい話です。ふと、昔聞いた「しりとり歌」を思い出しました。
「スズメ、メジロ、ロシヤ、・・・」、その次は、「ヤバンコク、クロパトキン、・・・」と続きます。
国際原油相場が急騰し、その指標のひとつが7年7カ月ぶりに1バレル=100ドルを上回ったと報じられました。
お前、原油相場に興味があったのかと、驚かないでください。興味あるわけないじゃないですか。
私の興味は、NHKのアナウンサーが、「7年7カ月」を「シチネンナナカゲツ」と読んだことです。
別のニュースでも同じ。NHKでは必ず、「7年」は「シチネン」で「7カ月」は「ナナカゲツ」なのです。
調べてみると一般に、「七」の読み方は、伝統的な「シチ」から徐々に「ナナ化」が進んでいるようですね。
逆に言うなら、伝統的な言葉では「ナナ」よりも「シチ」を使うのだと。「七回忌」とか「将棋七段」とか。
それとは別に、順序を表すときは「シチ」で、数量を表すときは「ナナ」、のような原則もあるそうです。
なので7番目の月である「七月」は「シチガツ」で、期間を表す「七カ月」は「ナナカゲツ」なわけですか。
たしかに私も、「七月」を「ナナガツ」と言うのは、「シチ」と「イチ」の聞き間違いを防ぎたい時だけです。
じゃあ「七年」はなぜ「シチネン」なのか。伝統?、「ナナネン」が言い難いから?、よくわかりません。
過渡期かもしれませんが、現時点で「7年7カ月」は、「重箱読み」的に「シチネンナナカゲツ」なのです。