小児(5〜11歳)の新型コロナワクチンの接種について、熊本市でも具体的な計画が出てきました。
対象者は約4万8千人。その全員に対して、3月10日から接種券が一斉発送されます。接種は3週間間隔で2回。
ただし第1期(3/28〜5/8)に接種できるのは、わずか9千人。ワクチンの確保数がその程度なのでしょう。
各医療機関には、この第1期における接種希望量の調査が行われています。締切は来週月曜日。
もしも接種希望量の総数が9千人分よりも多ければ(間違いなく多いでしょう)、調整が行われます。
調整というのは今回も、単純な按分計算になると思われます。
たとえば希望総数が1万8千人分であれば、各医療機関には希望量の2分の1しか配給されないことになります。
そのような手法がすでにわかっているので、医療機関は「多め」の希望数を申請する可能性があります。
となると、接種希望数の総量はますます増えてしまい、手に入るワクチンの数が読みにくくなるのです。
そもそも、いったい当院で何人に接種することになるのか、準備する接種枠の設定にも悩んでいます。
かかりつけのお子さんだけでいいのか、土日の接種枠を拡充して近隣住民全体に間口を広げるべきなのか。
小児のワクチンの接種では、高齢者のときみたいな希望者の殺到はなさそうです。
ですが、いつから接種できるのかという問い合わせは、最近増えてきました。
喘息やその他の疾患をお持ちのお子さんとか、ご高齢の方と同居している方には、早めの接種をお勧めします。