驚いたこと、2つ。
(1)PCR検査の陽性率の高さ
おととい日曜日のPCR44件のうち陽性は32人。陽性率73%。月曜日の8例では陽性4人。陽性率50%でした。
この陽性率の高さは、検査が追いついていないことを意味するのかもしれません。
新規感染者数自体は横ばいか減少気味ですが、実際の感染者はもっとずっと多い可能性があります。
PCR検査の陽性率が高いのは、家庭内感染が多いこともその理由のひとつでしょう。
家族全員陽性とか、それに近いご家庭が増えています。こうなるともう「みなし陽性」の発動が必要です。
保健所に尋ねたら、必ずしも検査事情がひっ迫していなくても、有症状濃厚接触者はみなし陽性OKとのこと。
それなら最初から、そう言ってくれればいいのに。
(2)ワクチン配給数の少なさ
4月1日〜5月8日の接種可能人数調査に対して、当院はファイザー126人、モデルナ60人と回答していました。
ところが今日届いた熊本市からのワクチン配給上限数は、ファイザー24人分、モデルナ30人分でした。
ワクチンの希望数がこれほど削られたのでは、まともな接種計画が立てられません。
追加接種(3回目接種)はほどほどにして、4月からは5〜11歳の接種に集中しろということなのでしょうか。
にしても、熊本での小児の接種計画がハッキリしないので、こちらも計画の立てようがないのです。
政府の後手後手政策に翻弄されている自治体の苦労もわかりますけどね。