日曜日の発熱外来で採取したPCR検査の「検体」は、冷却保存しておき、月曜日の朝検査センターに出します。
月曜日の朝出したら、以前はその日の夕方には結果報告のFAXが来ていたのですが、いまは夜中になります。
夜中の何時に結果が届くかも分からないので、患者さんへの結果報告は一律、火曜日に後ろ倒ししました。
というわけで、休診日の今日・火曜日は、朝から検査結果の確認と連絡に明け暮れる日となっています。
本日、PCR検査の結果連絡を行ったのは、日曜と月曜の2日分、あわせて103人分でした。過去最多です。
PCR陰性だった方には、1人平均1分程度の電話で済みますが、陽性の方はそうはいきません。
ともかく全員に結果をお知らせした上で、陽性の方にだけもう一度、じっくりと電話をかけていきます。
現在の体調や症状の変化、熱、わかるなら酸素飽和度、新型コロナワクチンの接種日についても確認します。
感染に関して思い当たるフシや、持病等についても改めて尋ねるので、通話時間はだいぶ長くなります。
PCR陽性の方は、今日は49人でした。陽性率は49/103=47.6%です。驚異的な陽性率です。
そしてその49人に、一人当たり数分かけて電話していくのは、なかなか骨の折れる作業でした。
電話のあとは、厚労省のサイト「HER-SYS」へ発生届を入力します。これもまた時間がかかります。
折しも今日は、市内の無料PCR検査所で起きた「結果取り違え」事例を耳にしましたが、まさに他山の石です。
PCR検査の結果というのは、その患者さんや家族にとっては、医学的のみならず社会的にも一大事です。
なので絶対に間違った結果を伝えないよう、細心の注意と厳重な確認の上で、いつも電話をしています。