ぶら下がり健康器で背が伸びた?(個人の意見です)

いまさら「ぶら下がり健康器」を買いました。毎日朝晩、起床時と就寝前にぶら下がっています。

最初は、ぶら下がった瞬間に肩と背骨が悲鳴をあげました。ギシギシと、聞こえるほどの異音がしたほどです。

しかし、ぶら下がり続けることで、きっとあちこちが力を付けていくはず。頑張るしかありません。

ぶら下がり始めたとき、懸垂を試みてみましたが、体は1ミリも上がりませんでした。

なにしろ握力も腕力も落ちてるし、肩関節も肩甲骨も固まってるし、だいたい体重が重すぎです。

とは言え、最近は握力や肩関節に余力が出てきました。懸垂はまだ無理ですが、ぶら下がり続けるのみです。

ある朝、それまではギリギリ床に付く程度だったつま先が、体重を支えるほどにガッチリ床に着いていました。

もしかすると、毎日のぶら下がりによって背が伸びた可能性があります。きっと脊椎の間が開いたのでしょう。

人間ドックのたびに縮んでいる身長に気付かされますが、それが一気に挽回したと考えても良いでしょう。

と考えたのですが気が付くと、私はスリッパを履いていました。だから足が床に届いたというわけです。

そんなつまらない、オチにもならない話ですが、私は何でも続けると決めたら意地でも続ける性分です。

このブログもそうです。中断したあとで後悔するのが怖くて中断ができない「継続神経症」なのです。

と言うわけで、何があっても朝晩ぶら下がり続けてみます。健康になるかどうかはもはや、関係ありません。

「7年7カ月ぶり」

プーチン・ロシアのウクライナ侵攻。ひどい話です。ふと、昔聞いた「しりとり歌」を思い出しました。

「スズメ、メジロ、ロシヤ、・・・」、その次は、「ヤバンコク、クロパトキン、・・・」と続きます。

国際原油相場が急騰し、その指標のひとつが7年7カ月ぶりに1バレル=100ドルを上回ったと報じられました。

お前、原油相場に興味があったのかと、驚かないでください。興味あるわけないじゃないですか。

私の興味は、NHKのアナウンサーが、「7年7カ月」を「シチネンナナカゲツ」と読んだことです。

別のニュースでも同じ。NHKでは必ず、「7年」は「シチネン」で「7カ月」は「ナナカゲツ」なのです。

調べてみると一般に、「七」の読み方は、伝統的な「シチ」から徐々に「ナナ化」が進んでいるようですね。

逆に言うなら、伝統的な言葉では「ナナ」よりも「シチ」を使うのだと。「七回忌」とか「将棋七段」とか。

それとは別に、順序を表すときは「シチ」で、数量を表すときは「ナナ」、のような原則もあるそうです。

なので7番目の月である「七月」は「シチガツ」で、期間を表す「七カ月」は「ナナカゲツ」なわけですか。

たしかに私も、「七月」を「ナナガツ」と言うのは、「シチ」と「イチ」の聞き間違いを防ぎたい時だけです。

じゃあ「七年」はなぜ「シチネン」なのか。伝統?、「ナナネン」が言い難いから?、よくわかりません。

過渡期かもしれませんが、現時点で「7年7カ月」は、「重箱読み」的に「シチネンナナカゲツ」なのです。

ワクチン有効期限の手書き修正は、お役所の指示です

新型コロナワクチンは、品質データに基づいて有効期限が延長されました。

ファイザーは当初の製造後6カ月から9カ月に、モデルナも7カ月から9カ月に延長されました。

しかし、有効期限延長前に製造・出荷されたワクチンのバイアルには、延長前の有効期限が印字されています。

接種済証等に貼るための、有効期限を印字したシールにも、延長前の期限が印字されています。

たとえば当院でいま使っている製造番号「FL7646」のファイザーの、新たな接種期限は2022/5/31です。

しかしバイアルや、接種済証用の付属シールには、旧有効期限である2022/2/28が印字されていました。

このワクチンを2月中に使う場合には支障ありませんが、来月以降には、シールの印字が問題となります。

保健所は、厚労省からの事務連絡に基づき、今月初めに次のように依頼してきました。

「被接種者が不安を抱かれることがないよう、有効期限を手書き修正いただきますようお願いいたします」

この手書き修正がかえって、被接種者に不安を抱かせることを、お役所は想像できなかったのでしょうか。

現に、不安を感じた全国各地の人たちが、医療機関や厚労省に問い合わせていると報じられています。

熊本市では有効期限を訂正したシールを作成・配布していますが、それもなかなか不完全な状況です。

そのような訂正作業は、本来国が迅速に行うべきことです。地方に尻拭いをさせないでいただきたい。

そして、有効期限の手書き修正の件は、国がメディアで大々的に広報して、早く国民に周知すべきです。

システムダウンをきっかけに、脱「HER-SYS」へ

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3352.html" target="_blank" title="HER-SYS">HER-SYS</a>(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム)」が、システムダウンしました。

今日の昼間の出来事です。そのおかげで私の1日は、バタバタでした。

毎週日曜日や祝日には、熊本市内外から当院の発熱外来を受診する方が大勢います。

PCR検査用の検体は、翌日の朝、検査センターに提出し、その結果は夜遅くに判明します。

さらにその翌日の朝から、患者さんに検査結果の連絡を行い、続いてHER-SYSへの入力作業が始まります。

そのHER-SYSがシステムダウンしたので、今日は33件分のPCR陽性者の「発生届」が出せなくなりました。

発生届が提出されなければ、保健所は感染者の発生を正式に受理できず、その後の対応も進みません。

保健所に電話で問い合わせてみると、「こっちもHER-SYSが動かなくて困ってますぅ」という返事。

手書きの発生届が提出された場合、それを保健所の職員がHER-SYSに入力しなければならないからです。

私には、1件当たり10分以上かかる手書きの発生届を、33件分も作成するような時間も体力もありません。

そこで、当院で使ってる自作の患者データベースを改修し、発生届が出力できるようにしました。

この作業に軽く2時間かかりましたが、結果的には、その方が近道だったと思います。

慌てて作ったのでバグだらけで、保健所から疑義照会の電話がかかってきました。申し訳ありません。

でも、さらに修正を加えて完成度が上がりました。次からはバッチリでしょう。

これでもう、HER-SYS入力の必要がなくなりました。今思えば、アレってすごく面倒だったんですよ。

「新千歳難民」のために「混雑欠航」

北海道では、大雪の影響でJRが止まり、昨夜は新千歳空港に大勢の人が取り残されてしまいました。

空港内に人々が滞留し、一部雑魚寝しているニュース映像を見て、数年前の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2897.html" target="_blank" title="成田難民">成田難民</a>」を思い出しました。

あの時は、空港そのものは通常通り機能しているのに、台風の影響で成田周辺の陸路が塞がれていたのでした。

空港から誰も出られない状況では、同時に、空港に行きたくても行けなくなります。

その日私は、羽田から9時間かけてもついに成田にたどり着けず、成田発の国際線に乗り継げませんでした。

今回、新千歳空港の除雪は完了したものの、JRの線路や高速道路の除雪がなかなか進まなかったようです。

陸の孤島と化した空港には、多くの受験生を含む7千人が取り残され、空港内に留まることになりました。

この新千歳難民の拡大を防ぐため、国交省航空局は航空会社に、新千歳行き航空便の出発停止を要請しました。

それに基づきANAは、昨夜の羽田–新千歳便を4便欠航しました。いわゆる「混雑欠航」です。

しかし同時に、新千歳から羽田への上り便は飛ばして、新千歳難民の解消にも貢献したとのこと。

では、下り便は欠航して上り便だけ運航するための「機材繰り」はどうしたのか、って話ですよね。

実は、欠航したはずの下り便は、乗客を乗せない回送で4便飛ばしたらしいですね、機材繰りのために。

今回実施された「一方向ピストン輸送」は、空港難民を救済するためにはとても有効だと思います。

成田難民のときにもその発想で、成田–羽田間の「シャトル運航」をしてくれたら良かったんですけどね。

今日は天皇誕生日

天皇誕生日と言えば、私が子どもの頃(昭和の時代)には、4月29日でした。

いまは「昭和の日」となりましたが、いずれにせよ、大型連休の冒頭に来る、重要な祝日です。

祝日なので今日も当院の発熱外来受診者は多く、早々に予約受付を打ち切る羽目になりました。

「新型コロナ相談センター」に紹介された方たちが、ひっきりなしに電話をしてきます。

午前中のうちに予約が夕方まで埋まり、紹介をストップしてもうらうべく相談センターに連絡を入れました。

熊本市の発熱外来(診療・検査医療機関)って、日曜祝日はとても手薄です。

毎週日曜にやってるところは、当院を含めて2,3軒しかありません。だから集中してパンクするのです。

まして、祝日はほとんどどこもやっていません。そもそも当院の祝日診療って、かなり酔狂な試みなのです。

開院当初は、休診日は金曜だけで、火曜は半ドンでした。

その唯一の休診日である金曜がたまたま祝日だと、休診せず、祝日診療を優先させていました。鬼ですね。

何しろ当時は、冬場には夜9時過ぎまで診療するのは当たり前で、しばしば10時過ぎていました。

しかしそのようなブラックな残業は、今はあり得ません。私が決めたのではなく、世の中がそうなったのです。

診療時間を大幅に超過するほどの予約が入ったら、もうそれ以上の予約受付をお断りするようになりました。

職場としては当たり前の対応ですが、医療機関としては心苦しい限りです。ご理解をお願い致します。

メガネが曇るのは危険信号

新型コロナ感染者はまだまだ多く、当院発熱外来受診者の「PCR陽性率」は、毎日ほぼ50%〜75%の間です。

感染ルートは基本的に飛沫の吸い込みだと考えているので、何よりも大事なのは、やはりマスクでしょう。

不織布マスクに弱点があるとすれば、鼻や頬周囲の隙間ですね。なので私は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3470.html" target="_blank" title="二重に装着">二重に装着</a>しています。

内側のマスクを完璧に着けた上で、さらに1cmほど上にずらして2枚目を付け、鼻周囲の隙間をカバーします。

もちろん完璧を期すために、フェイスシールドを装着し、さらにキャップをかぶります。

今日は夕方になって少し時間が取れたので、約2カ月ぶりに理髪に行きました。

理髪といっても、行ったのは理容院ではなく<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1247.html" target="_blank" title="美容院">美容院</a>なので厳密には不法行為なのですが、大目に見てください。

久々の外出なので、いつもの不織布マスクではなく、誰かにもらったオシャレなマスクを着けていきました。

「N95」という印字のある立体的なマスクで、鼻当て(ノーズパッド)付きの高級(っぽい)品です。

鼻周囲のフィットがとても柔らかく、とても装着感が良かったのですが、なぜか、メガネが曇ります。

これは呼気が上に抜けている証拠です。ウイルスガード用のマスクとして、あってはならない症状です。

マスクを外してよく見ると、鼻当ての両脇に大きな隙間ができてしまっています。いわば「脇が甘い」のです。

メガネが曇る現象は、また別の状況でも経験しました。

それは、不織布マスクの上から、ナイロンやゴアテックスなどのオシャレなマスクを二重に着けたときです。

おそれくこれらの素材は不織布マスクの通気性を阻害し、その結果、鼻周囲の隙間が開くものと思われます。

日頃はメガネじゃない方も、息漏れチェックのために、ためしにメガネを着けてみるといいかもしれませんね。

接種券が来る前に接種する「裏技」は、オススメしません

「新型コロナワクチンは、接種券が届かなくても2回目の接種から6カ月を経過していれば、3回目接種は可能」

接種がなかなか進まないことに業を煮やした、たとえば河野前担当相の発言が取り上げられたりします。

当院でも事情によっては、接種券が届く前の方に接種を行ったことはあります。

しかし最近、このある種の「裏技」がメディアで広く報じられるようになり、面倒なことになっています。

「接種券まだだけど、早めに接種できませんかね」

そのような問い合わせ電話は多くはないですが、日頃の診療の合間にはしばしば尋ねられる質問です。

少しでも早く接種したいと願っている方には、私だって一刻も早く接種して差し上げたい。これは本当です。

ですが、接種券が1,2回目の接種順に発送されていることをふまえ、次のようにお答えすることにしています。

「接種間隔を考慮しますと、接種券が届いた順番に接種するのが適切で公平かと、当院では考えております」

当院のような医療機関が、3回目接種をどんどん進められないのは、第一にワクチンが足りないからです。

今月受け取った本数はすでに当院の配給上限量を超えており、来月の配給予定分から前借りしている状態です。

その来月の分は4月分から前借りできることも、今日、保健所の方に尋ねて了承済です。

そのようにワクチンが足りないのは、ひとつは、モデルナ不人気のせいです。モデルナは大余りなのですから。

「モデルナの方が強い免疫が付きますよ」ぐらいの宣伝では、慎重な日本人はなびかないのです。

練乳をかけないイチゴなんて

ふるさと納税で「あまおう」が届きました。食べました。大きすぎて不格好でしたが、しかし美味い。

ところで、イチゴをグジュグジュに潰してから食べる人がいますよね、ときどき。

昔、TVでそんなシーンを見たことがありましたが、その後、知人がその食べ方をしたので驚きました。

イチゴって、まずその果実をかじるときのサックリとした食感が、私は好きなんですけどね。

で、何度か噛むうちにグジュグジュになるわけで、その噛み砕いた状態から食べ始めたい人がいるんですかね。

まるでご飯を、いつもお粥で食べるようなものでしょう。

昔のイチゴは甘くなかったから、牛乳と砂糖をかけて食べやすくした、とネットには書いてあります。

いやたとえそうだとしても、食感を失わせてまで食べようという発想は、私には理解できません。

食感を保ちながらも甘みをマシマシにするために、私はイチゴには練乳をかけて食べるのが好きです。

甘い「あまおう」であっても、イチゴをほぼほぼコーティングするほどに、練乳をふんだんにかけます。

ていうか、イチゴよりも練乳の方が好きなのかもしれません。かき氷にも必須です。

子どもの頃コッソリと、ちょうどカルピスのように練乳をお湯で薄めて飲んだことがありますが、不味かった。

ついでに言うなら、クリープも好きでしたが、学生の時にクリープだけお湯で溶かして飲んだら、不味かった。

酸味とか苦みのあるメインがあるからこその、練乳でありクリープなんでしょうね。主役にはなれないのです。

「交互接種」推進運動

ファイザー→ファイザーと打ってきたら、3回目はモデルナに切り替えた方が、より強い免疫が付くという話。

抗体価の上昇が、ファイザー54倍に対してモデルナで68倍だったという、国内データが出ました。

どっちも悪くないけど、モデルナの上昇率にはそそられますね、副反応の頻度が多かったとしても。

そのようなデータもあって、最近「交互接種」を推進する情報・報道が目立ちます。

接種するワクチンは選択できるはずですが、実際にはファイザーが足りないという「台所事情」があります。

しかし政府はそう言わず、「強さを求めるならモデルナ」「悩むならモデルナ」と喧伝・誘導するわけです。

ところが現実には、「安心を求めるならファイザー」「悩むならファイザー」のような考えの方が圧倒的です。

日本人が、副反応をことのほか恐れる気質であることは、HPVワクチン問題などの事例からもあきらかです。

「ワクチンを変えたばっかりに」と後悔する姿を、モデルナを打つ前から想像してしまうのでしょう。

ワクチンの副反応を避けるためなら、子宮頸がんになるリスクはやむを得ないとまで考えてきた日本人。

ところが新型コロナでは、少々副反応があってもワクチンを打って感染を防ぎたい、という考えが支配的です。

つまり日本人は、目の前の恐怖に弱いわけです。先々の利益と天秤にかける客観性がないのです。

その結果、より強い免疫が付くモデルナよりも、副反応がより弱いファイザーを好むのでしょう。

熊本市では来週、多くの市民に接種券が郵送される予定です。週の後半には予約が殺到することでしょう。

ファイザー枠はあっという間に埋まり、「モデルナならすぐ打てますよ」ということになりそうです。

いまの状況では、ワクチンは早く接種した方が良いし、選べるならモデルナの方が良いと私は思っています。