日本もついにオミクロン株が激増か

新型コロナの新規感染者数が、沖縄623人、東京390人と発表され、一気に危機感が高まった気がします。

去年の正月は大変だったけど、今年はわりと平穏だなぁと思っていた自分を、訂正しなければなりません。

当院は今日が、新年最初の診療日でした。昨日の火曜日は当院の定期休診日だったためです。

「2月、3月には第6波を迎えるでしょう」と、職員を前にのんきな話をしたのは、つい今朝のこと。

欧米で感染者が激増していますが、すぐに日本に当てはまることでもなかろうと思っていたのでした。

オミクロン株に置き換わったがゆえの、指数関数的な増え方と考えられます。今後の予測もつきません。

東京の新規感染者の半数以上は、ワクチンを2回接種済だったといいます。もう接種歴はアテになりません。

もちろん、オミクロン株は比較的軽症ということだし、接種歴だってあながち無意味じゃないでしょう。

また、3回目の接種や経口薬に期待することもできます。

しかし当面、指数関数的な感染者数の増加に、迅速かつ効果的なブレーキをかける術はないでしょう。

マンボウとか緊急事態宣言という「劇薬」を使うとしたら、こんどは副作用の方が心配になります。

これまでの感染者数が欧米に比べて圧倒的に少なかったのが日本の奇跡だとしても、今後はわかりません。

デルタ株には比較的強かった日本人が、オミクロン株にはからっきし弱い、なんてことだってあり得ますから。