追加接種の時期は、すべて自治体に任せてはどうよ

新型コロナワクチンの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3729.html" target="_blank" title="「追加接種(3回目の接種)」">「追加接種(3回目の接種)」</a>の方針がまた、変わりそうです。

後藤厚労相は今日、一般の高齢者が1月中に接種しても「差し支えない」と述べました。

これまでは、追加接種が可能な時期は次のように<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3727.html" target="_blank" title="「前倒し」">「前倒し」</a>されていました。

(1)医療従事者や高齢者施設の入所者は、2回目の接種から6カ月後以降

(2)一般の高齢者は、2回目の接種から7カ月後以降で2月1日以降

しかし、2回目を6月に接種した高齢者には、7カ月後の1月中の追加接種を期待する声も少なくありません。

そのような方に私はこれまで、「早くても2月ですね、1月の接種はできないルールです」と説明してきました。

ところが、規制がどんどん緩和されるものだから、結果的に私の説明は間違いになってしまいました。

可能な限り前倒しをする施策の柔軟性は支持しますが、朝令暮改が続きすぎて、現場での混乱を招いています。

自治体による準備状態にも差があるでしょうから、もう規制を撤廃して、全て自治体に任せてはどうでしょう。

追加接種用のファイザーのワクチンの2〜3月の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3732.html" target="_blank" title="配給予定数">配給予定数</a>は、当院が申請した本数には届きませんでした。

しかし、足りない分は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3735.html" target="_blank" title="モデルナ">モデルナ</a>で補うことができました。現時点ではまだ、モデルナは余っているようです。

2月の接種分を1月に前倒しするために、自治体はワクチンの配給計画を抜本的に見直さなければなりません。

年末年始の間に各医療機関の希望を再調査して、集計して、配給上限を決め直すのって、かなり厳しいですね。

国が接種に前向きになのは嬉しいですが、決断がワンテンポ、遅いのです。