「3回目の接種は、もう予約できますか」
このように私に尋ねる65歳以上の方が、今日だけでも3人いらっしゃいました。
追加接種の前倒しについては、岸田首相が力強く明言したので、これはもう、間違いなくそうなるでしょう。
厚労省も一昨日、正式に都道府県への指示を出したそうで、各自治体は対応に追われているところです。
熊本市では昨日、接種医療機関向けの「住民向け接種にかかる説明会(第4回)」が開催されました。
追加接種の概要をおさらいしておくと、次の3つです。
(1)追加接種の対象者は、2回接種を完了した18歳以上の方
(2)使用するワクチンは、ファイザーまたはモデルナ製のmRNAワクチン
(3)接種間隔は、2回目の接種から原則8カ月以上(例外規定等あり)
12歳〜17歳は、当面は追加接種ができず、沙汰待ちの状態になります。
ファイザーのワクチン不足のため、1,2回目がファイザーでも、3回目がモデルナということは起こり得ます。
2回目が月末などで8カ月後に同日がない場合は、翌月の1日になります。8/31の8カ月後は5/1、という風に。
一般の65歳以上の高齢者の場合、予約方法は1,2回目と同様に、ネット・電話・医療機関の3つあります。
当院ではいまのところ、かかりつけの方を優先するために、前回と同じく当院独自の予約受付を行う予定です。
したがって前回当院で接種を受けた方は、接種券が届いたら当院に電話して予約をとることになります。
接種券は、2回目の接種日順に、1週単位で発送されます。予約の集中を避けるための方策です。
具体的な前倒しスケジュールが決まったら、それに従って接種券が発行されるはずです。
国の前倒し方針が具体化したばかりなので、市も事務処理の修正でバタバタ、いや混乱していることでしょう。
医療機関への具体的な指示等は、今後明らかになるはずです。並行して、ワクチンの配分量も決まります。
それが決まるまでは、当院で何人接種できるのかがわかりません。冒頭の質問への回答も、それからです。