インフルエンザワクチンのネット予約枠には、毎日空きが目立つようになりました。
その分、手を尽くして入手したワクチンの在庫にも、ずいぶん余裕が出てきました。
毎年のことですが、接種希望者の勢いがピークを過ぎるこの時期にようやく、ワクチンが流通し始めます。
その需給バランスの悪さによって、結果的に希望通りの接種を受けられない方が出てくるわけです。
幸い今シーズンは(昨シーズンも)、現時点ではインフルエンザはまだ、まったく流行していません。
万一、あとで大流行するとしても、早くて1月後半か2月以降。もしかすると春先かもしれません。
チラホラと流行のニュースが出てきた頃になってからワクチンを接種しても、たぶん間に合いそうですね。
開院以来ずっと、専用の予約サイトを利用して、インフルエンザの接種予約を受け付けてきました。
例外は、新型インフルエンザ(ブタインフルエンザ)が流行した2009年だけです。
ネット予約だと当院初受診の方も多く、来院時の事務作業がたいへんです。
お子さんの場合、定期接種ワクチンの接種履歴をすべて確認するので、初診の方は少し時間がかかります。
今シーズンは、県外の方からのネット予約も入りました。もちろん、間違い予約です。
他の医療機関と勘違いしても、そのまま予約はできてしまい、接種当日まで気が付かなかったりするのです。
いよいよ接種に出かけようという段になって、ありゃりゃ、他県のクリニックだった、ということになります。
例年とは異なり、来月また接種のピークが来るかもしれませんが、インフルエンザワクチンの在庫は十分です。
ただし来月は、新型コロナワクチンの追加接種も始まります。となると、両者の接種間隔の規定が面倒ですね。
いまのうちに、この日本独自の不可解なルールを撤廃していただきたいものです。