TBSのTVドラマ『日本沈没 –希望のひと– 』(全9話)は、昨夜が最終回でした。(以下、ネタバレあります)
日本全土が沈没するかと思っていたら、北海道と九州だけは残るという予想外の結末。
正確に言えば、陸地が残ったのは、青森の一部と北海道全部と九州の西側の大半です。
福岡県はかなりの部分が沈みましたが、熊本は丸ごと生き残りました。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3664.html" target="_blank" title="TSMC">TSMC</a>も良い場所に目を付けましたね。
ドラマの原作は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2028.html" target="_blank" title="小松左京のSF小説『日本沈没』">小松左京のSF小説『日本沈没』</a>(1973年) ですが、もちろん現代風にアレンジしてありました。
なにしろ最終回では、パンデミックや「変異株」が出てきましたからね、若干の取って付けた感はあったけど。
主人公に敵対する悪人らがみな、いつの間にか善良な味方になっていきます。こういう展開は意外と好きです。
一方で主人公を悲しくさせた人物が、悪人じゃないのに非業の死を遂げるのは、ちょっと『24』に似ています。
日本が沈没する際に日本人や日本政府ができることは、原作と比べてもほとんど進歩していませんでした。
それはすなわち、小松左京の描いた世界が、いまだにまったく古びていないということなんでしょうね。
さて、今回のドラマでは北海道と九州が残りました。これで続編への期待が、いやが上にも膨らみます。
海外に逃れていた日本人は、北海道か九州のいずれかに戻るか、そのまま海外に定住することになります。
福岡空港が沈んだとすれば、北海道と九州を結ぶ空路は、新千歳と熊本空港が重要な玄関口となるはずです。
当然ですが、熊本空港は日本を代表する国際空港となりますね。滑走路は早めに2つ3つ増やしておきましょう。