「今年は寒い」と今年も思う

今日の発熱外来は、凍(こご)えるような寒さの中、駐車場での問診等を行いました。さすが12月です。

明日は今日よりも寒くなるそうですね。そろそろヒートテックの出番でしょうか。

「今年は寒いですねぇ」という声をよく聞きます。でもたぶん、平年並みだと思います。

ていうか、毎年のようにこの時期には「今年は寒い」と感じます。今年は特別だと、そう思いたいのでしょう。

今年の寒さを昨年よりも辛く感じる様に、今年の暑さは昨年よりも暑く感じていた気がします。

要は、直近の苦痛を過去の苦痛よりも強く感じる、一種の錯覚、または思い込みなんでしょうね。

インフルエンザワクチンでも、今年は痛いですね、みたいな反応を接種後に示す方がけっこういます。

厳密に昨年と比較したものではなく、ともかく今回は痛かったと思うのでしょう。

でも一方で、今年は痛くなかった、という方もいます。要は気の持ちよう。

今シーズンこれまでに、当院では1,200人以上の方にインフルエンザワクチンを接種してきました。

予約数にギリギリ足りるほどの入荷を繰り返しながら、自転車操業的接種を行っています。

あと約300人ほど接種したらワクチンもなくなるので、よほど入荷が増えない限り、接種は終了する予定です。

来年は、新型コロナワクチンの接種で忙しくなりそうです。その意向調査の回答期限が来週に迫っています。

4月3日までの毎日の、ファイザーとモデルナの接種可能人数をすべて書けという、保健所からの宿題です。

私は、かかりつけの方にはしっかり3回目の接種をしてあげたいと、ただそう願っているだけなんですけどね。

どうやら、ファイザーとモデルナの配給比率が悪そうで(ファイザーが足りない)、混乱は必至です。