「ファイザーとモデルナの両方を接種しろ」というお達しあり

新型コロナワクチンの「追加接種(=3回目の接種)」についての厚労省の方針は、こうです。

・1回目・2回目に用いたワクチンの種類にかかわらず、ファイザーまたはモデルナを用いることが適当

・来年2月以降の接種に使用するワクチンについては、ファイザーとモデルナを用いて配分していく

これを受けて熊本市から今日、「追加接種にどのワクチンを使用しますか」という意向調査が来ました。

(1)ファイザーとモデルナのどちらも接種する

(2)これまで通りファイザーのみ接種する

(3)モデルナのみ接種する

そりゃ当然、これまで使ってきたファイザーだけを接種したいですよ。面倒と間違いを防ぐためにも。

ところが熊本市(感染症対策課)は、次のようにたたみかけてきます。

・可能な限りファイザーとモデルナの両方を接種していただきたい

・2月以降の追加接種に必要なワクチンは、国から示されているファイザー社ワクチンの量では賄えない

・ファイザー社ワクチンのみを希望する医療機関様には、希望量を配分できない可能性が高いと想定される

これはつまり、「選択肢(2)を選んだらワクチンの供給がどうなるか知らんよ」という脅しにもとれます。

それなら、「ファイザーを十分量確保できないので3回目はモデルナでよろしく」と言えばいいのにね。

そんなわけで2月以降、2種類の新型コロナワクチンを扱うことになれば、かなり神経を使いそうです。

でも、モデルナは15の倍数の人数を1日で接種しなければならず、当院では厳しいと思うんですけどね。