新型コロナワクチンの「ブースター接種」

新型コロナワクチンの2回接種を完了した人の、いわゆる「ブレイクスルー感染」が問題になっています。

個人差もありますが、接種後の免疫(中和抗体価)は、時間とともに下がって来るのです。

イスラエルでは、ファイザーのワクチンの3回目の接種が始まり、とても有効だという結果が出ています。

米国でも来月から3回目が始まります。日本の3回目はいつ頃になるのかを気にする人も、最近増えています。

河野大臣は昨日、医療従事者は10月、高齢者は来年1月には、3回目の接種を始めることになると述べました。

免疫が切れかかる頃の追加接種によって、格段に強い免疫が獲得できる「ブースター効果」が期待されます。

私はしかし、テレビでブースター効果という言葉を聞くたびに、「怪獣ブースカ」を思い出してしまいます。

小学校の低学年の頃に見ていた、特撮テレビドラマのキャラクターです。特徴は、力持ちです。

ブースター接種は、タイミングが早すぎると十分な効果を発揮できません。シオシオのパーです。

かといってブースター接種が遅くなりすぎると、待ってる間にブレイクスルー感染を起こす危険があります。

ちょうど良い追加接種のタイミングが重要で、米国では、2回目から8カ月後に3回目を行うようです。

日本もそれに倣うなら私は1月頃がその時ですが、発熱外来をしている身としては待ちきれませんね。

毎日のワクチン調整後にわずかに残る薬液を、ちょっとだけ自分に打ちたい誘惑にかられます(←ダメ)。