テレビにかじりついて人流抑制

東京五輪が閉幕しました。

反対論の中でなかば強行された大会でしたが、やってみると案外、ていうか予想通り、盛り上がるものですね。

ひとたび反対した以上はテレビ観戦など絶対にしない、なんて意地っ張りじゃないんです、日本人は。

感染が拡大する中での開催には懐疑的だった私ですら、観戦用にテレビを買い替えちゃいましたからね。

首相や都知事らは、国民がみなテレビにかじりついていたので、むしろ人流は減ったと屁理屈をこねています。

でもたしかに、五輪開催全体の影響はさておき、テレビ中継の面だけを切り取れば、そうかもしれません。

これは日本だけではなく、世界中で同様の傾向が見られたかもしれません。ならばたいした人流抑制策です。

閉会式の演台の「蛾」が気になると世の中が盛り上がるぐらいですから、みんなテレビの前なのです。

日本中いや世界中の人が目にした、世界で最も有名な蛾です。欲を言えば、もう少し動きがほしかった。

それで思いついたのですが、9月も10月も、とんでもなく面白いテレビ番組をやればいいじゃないですか。

もう、世界中の人が釘付けになるような、外出したら損をするような特番(あ、録画すればいいのか?)。

外出を規制するのではなく、外出したくなくなるにようする、いわば「太陽政策」ですよ、望まれるのは。

外食産業やその周辺業界への支援・補償はまた別問題として、とりあえず一般市民はステイホームです。

たとえば、大画面テレビ購入への補助金など、どうですか。すでに購入した場合の遡及適用もお願いします。