新型コロナウイルス感染はついに、中等症以下の感染者は基本的に「自宅療養」とすることになりました。
病床がひっ迫するために追い込まれて政府が打った手は、もちろん後手後手の悪手ですが、やむを得ないのか。
自宅で誰がどのようにケアするのか。病状急変には適切に対処できるのか。難しいことになりそうです。
ここに来て熊本でも、感染者数が急激に増えています。ワクチンの接種を急ピッチで進めなければなりません。
熊本県は昨日、「県民広域接種センター」を開設しました。夜間の接種を行っておりなかなか好評のようです。
熊本市ではしかし、国からのワクチン供給不足のため、予約受付は7月14日からずっと中断しています。
当院のように個別接種を行っている医療機関も、新規の予約受付を停止するように指示されています。
ようやく先週、8月28日から予約を受け付けて良いという連絡が入りました。接種は9月13日再開です。
それと同時に、9月13日からはどの日に何人接種したいのか希望数を言え、という調査が来ました。
そんなこと急に聞かれても、予約は受け付けるなと言われているのに、どうやって希望数を決めればいいのか。
ですが、このような調査では、何か数字を書いて出しておかないと、ワクチンが供給してもらえなくなります。
申請した通りに配給されるわけではなく、あくまで意向調査だと市は言いますが、たぶん重要な調査です。
市としては、限られたワクチンを各医療機関に配分するために、きっと何か「数字」が欲しいはずですから。
というわけで当院では今週から、新規の接種の「仮予約」を内々に受付中です。