<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3209.html" target="_blank" title="クマゼミの喧噪">クマゼミの喧噪</a>の中、すぐ近くにいた一匹の鳴きっぷりに耳を傾けてみました。
撮影した動画で聴きなおすと、ひと鳴き(鳴き始めから鳴き終わりまで)が2分23秒もありました。
その構成は、前奏・主旋律1・間奏・主旋律2・後奏、でした。
(1)前奏:ヂィーーーーーーーーーー
鳴き始めは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-339.html" target="_blank" title="ツクツクボウシ">ツクツクボウシ</a>とよく似ていますね。ただしこれが、思いのほか長く、1分間も続きました。
途中で何度か「ヂョヂョ」が顔を出し、最後の数秒は「ヂョヂョーーー」に変わって主旋律へつながります。
(2)主旋律1:セイセイセイセイーーーーー
「セイ」の繰り返しが67回。時間にして20秒。繰り返すうちにだんだんとテンポが速くなっていきます。
(3)間奏:ヂョヂョヂョヂョーーーー
前奏の最後の方と同じ鳴き方です。これがまたかなり長く、約40秒。
(4)主旋律2:ヂェイヂェイヂェイヂェイーーーー
たぶん主旋律1の「セイセイ」と同じ声なんでしょうけど、もう「ヂェイヂェイ」にしか聞こえません。20秒。
(5)後奏:ヂョヂョヂョヂョ
ごく短時間、3秒ほど奏でたと思ったら唐突に終了。セミはパッと飛んでいきました。
主旋律のとき、セミはおなかを大きく震わせて大音量で鳴きます。それは体力的に20秒が限界なのでしょう。