ワクチンの予診票には医師の署名欄が2カ所

新型コロナの感染確認数は、東京で過去最多の2,848人になってしまいました。熊本でも増えています。

そんな中、熊本城ホールの新型コロナワクチン大規模集団接種会場へは、本日7回目の出動です。

今日の来場者は約2,070人。私が予診したのは134人。その全員が、2回目の接種でした。

高齢者は6人だけで、大半は一般の方(基礎疾患のない60歳未満の方)でした。

出動医師は予診票に2カ所署名する必要があるので、今日は268回ほどサインしたことになります。

過去7回分を合計すると、2千回近い数です。これだけ繰り返すと、サインもそれなりに成熟してきますね。

自慢ではないですが、私は字がヘタです。それなのに速く書くクセがあり、汚く雑なミミズ文字になります。

予診票への署名はしかし、ヘタはヘタなりに楷書で丁寧に書いていました、最初の頃は。

でも、丁寧に書けば書くほど、字本来のヘタさが際立つんですよね。

そこで字を行書体、さらに草書体(風)にして、「達筆」な雰囲気の署名をすることに方針転換しました。

以後、日を追うごとに「達筆度」が増し、字が崩れ過ぎて妙な具合になるので、ときどき立て直します。

このように、崩壊と再建を何度も繰り返して現在に至りますが、いまだに納得のできるサインではありません。

ところで、予診室に備え付けのボールペン(ゼブラのゲルインク、0.4mm)が、ひどく書きにくいのです。

細すぎるんでしょうね、0.4mmって。複写式の予診票なので強めの筆圧で書くと、やたらに引っかかります。

こんなの耐えられない、そうだ、マイ・ボールペンを持って来ればいい。そう思いついたのが1カ月前のこと。

ようやく今日、忘れずに持って来ましたよ、私の好きな0.7mmの「ジェットストリーム」を。

その滑るような書き味に大満足。今日のサインが過去最高の達筆度であったことは、言うまでもありません。