データベースは、こまめなバックアップを

新型コロナワクチンの接種にあたっては、専用のデータベースで予約受付から接種実施まで管理しています。

先日、その日の接種予定者の接種券番号を、うっかりして一括削除してしまいました。

このような場合の、データ復旧法は2つあります。

(1)データ入力時に使った手書きのメモを頼りに、入力をやり直す

(2)データベースのバックアップファイルを、最新の作業ファイルと置き換える

さいわい、Macの「Time Machine」を使って前夜段階のファイルを引き出すことができました。助かった。

もしもバックアップがもっと古かったら、データはいくつか欠落してしまったかもしれません。

今回のようなヘマをするたびに、データの削除は慎重にやらねばという気持ちを新たにしますね。

かなりの労力を費やして入力したデータでも、削除してしまうのは一瞬ですから。

熊本市は最近、新型コロナワクチンを接種している医療機関への接種料金の支払いで、ヘマをやらかしました。

振込額は接種件数に比例した単純なものなのに、446の医療機関のうち444件で、振込額を間違えました。

医療機関のリストを並べ替えた際にデータが「ズレた」という、バカみたいな単純ミスだったようです。

当院は、貰いすぎていた差額を返還することになりますが、一方で、入金不足の医療機関もあったはず。

熊本市が正しいデータを復旧できたのは、さいわいでした。どんなデータも、バックアップは大事です。