銀の玉、あれこれ

人間ドックで脂肪肝を指摘され、しばらく食後のデザートを控えていたら、3週間で1.5キロ減量しました。

それで油断して、せっかく軌道に乗っていた「休甘日」が、最近は不徹底になってますね。いけません。

さて、今夜の食べ納め(のつもり)のスイーツには、トッピングに銀色のツブツブが乗っていました。

私は昔から、この銀粒は嫌いです。たぶん、「仁丹」を想像してしまうんでしょうね。

噛んだら最後、スイーツの味が台無しになりそうで、小粒なら噛まずに飲み込むし、大粒なら食べません。

聞けばこの粒、「アラザン」という名称らしいですね。60年以上生きてきて、私は今日それを知りました。

フランス語ですか。 “argent” 。辞書を引くと、英語でも「銀」とか「銀色」の意味があるんですね。

そうか。原子記号で銀は「Ag」じゃないですか。銀がなぜAgなのか、もっと早く疑問を持つべきでした。

となると、アルゼンチン(Argentine)の語源も「銀」じゃないの、と思ったら、まさしくその通りでした。

スペイン人が昔、「銀の川」の意味で命名した「ラ・プラタ川」に由来しているとのこと。

子どもの頃によく遊んでいた「銀玉鉄砲」の「銀玉」もまた、アラザンや仁丹に似た銀の玉でしたね。

「BB弾」とは似て非なるもので、銀玉の方がやや大きく、形もいびつでした。

鉄砲もチャチで安いので、子どもでも買えるものでしたが、撃たれるとそれなりに痛い武器でした。

いま、あの手の飛び道具を小学生や幼児が使うのは、安全面からも問題でしょうね。