接種対象は大幅に前倒し拡大したものの

熊本市は今日、新型コロナワクチンの接種対象を大幅に前倒しして、12歳以上の全市民に拡大しました。

この「第5期接種」の受付開始は7/10、接種期間は7/26〜8/15ということになっています。

全市民に拡大するって、ワクチン余ってるの?、と思ったら大間違い。確実に足りなくなります。

接種実績に応じて国からワクチンが供給されるので、ともかく前倒ししてでも今は接種するしかないのです。

次の「第6期接種」以降の受付開始は未定です。ワクチン供給状況次第とのこと。

来月には接種に急ブレーキがかかるかもしれませんが、第5期の2回目の接種って、大丈夫なんでしょうかね。

熊本城ホールの大規模集団接種に、今日は4回目の出動をして来ましたが、ずいぶん様変わりしていました。

昨日から、45歳以上の全市民に対する「第4期接種」が始まっているからでしょう。

来場者は2,100人以上と多く、私は133人の問診を担当しました。

そのうち高齢者はわずか6人。高齢者施設等の従事者が2人、60〜64歳は14人でした。

多かったのは、基礎疾患のある方が35人で、何も優先接種理由の無い45歳以上の方は76人もいました。

45歳以上の方へは当初「第6期接種」で8/16から開始の予定でしたが、すでにかなり前倒しされています。

市がそんな方針なので、医療機関における個別接種も、年齢制限は事実上撤廃されたと考えてよいでしょう。

うかうかしていると、ワクチンは集団接種にとられて、個別接種の分が足りなくなるかもしれません。

当院も精一杯予約を受け付けているところですが、予約通りには接種ができなくなる可能性もあります。

8月以降の先行きはホントに不透明です。ワクチンの供給が途絶えないことを、ただ祈るしかありません。